https://iclfi.org/pubs/icl-ja/2026-iran-jp
【4月7日】米国帝国主義は攻勢に出ており、その腐敗した帝国を守るため世界中に死と破壊をまき散らしている。すなわち、パレスチナ人の大量虐殺への援助、ベネズエラのマドゥロ大統領とその夫人の拉致、キューバに対する飢餓などの政策を実行している。米国の虐殺者とそのシオニストの同盟者たちは、イランを破壊しようとして、学校や軍事施設、そして重要なインフラを爆撃している。イスラエルによるレバノン南部への侵攻、そして衝突が湾岸諸国へと波及していることは、波打つ大混乱が拡大するさらなる兆候である。トランプとネタニヤフの狙いは、米国とイスラエルの地域支配に対する対抗勢力として、イランとその同盟者たちを排除し、彼らを徹底的に叩き潰すことにある。
イランはまた、米国に完全に依存し、トランプに逆らうのを望まない日本のような従属的な帝国主義の走狗諸強国とも対峙している。彼らは今日、自身の軍を動員しない理由として「国際法」や憲法上の制約を挙げるかもしれない。しかし、彼らは近東をアメリカの鷲の爪の中に閉じ込め続けることに全面的に尽力しているのだ。
イランは、世界の帝国主義覇権国とそのシオニスト同盟国から自国を防衛するため、正当な防衛戦争を戦っている。イランの勝利と米国帝国主義への打撃は、イスラエルによるパレスチナ人の虐殺を妨げ、中東での米国とイスラエルの支配を弱体化させるだろう。それは、世界中の被抑圧者や労働者のための闘争に強力な弾みを与えるだろう。
すべての左翼および労働者階級の闘士は、自国の帝国主義に打撃を与えることで、イランの勝利を支援するため活動すべきである。これには、抑圧された国々にとって基本的な防衛手段であるイランの核兵器保有の権利を擁護することが含まれる。 レーニンが第一次世界大戦中に『社会主義と戦争』で記したように、「社会主義者ならだれでも、抑圧され、従属させられ、同権をもたないこれらの国家が、抑圧者、奴隷所有者、略奪者である『大』国にたいして勝利をおさめることに共感をよせるだろう。」
日本では、数万人が、戦争、高市による改憲への決意、そして自衛隊の派遣の脅威に抗議するため街頭へ繰り出している。戦争と、アメリカの戦争を支援するためにも利用される日本の軍事力の強化・拡大は、阻止されなければならない。問題は、それをどう実現するかということである。
こうした抗議行動の多くは、政治的にブルジョア勢力と協調して、共産党、社民党、新社会党により主導されている。 こうした党は、1990年代のイラク戦争、2000年代初頭のアフガニスタン戦争、そして2015年から2016年にかけてのSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の抗議行動の時と正に同様に、再度、大衆の正当な怒りと恐怖を、米国と日本の帝国主義にとって安全な範囲へと逸らそうとしているのだ。
当時の運動も、今日と同様、「戦争反対」とか「戦争を止めろ」といった平和主義に基づく要求の上に築かれていた。こうしたスローガンは、当時も今も、ブルジョア・リベラルからの支持を集めるよう意図されている。こうしたブルジョア・リベラルは、戦争を継続させ、国内でより過酷な弾圧を実行する責任を負う真の勢力である階級に属しているのだ。だからこそ、こうした抗議行動は、戦争や新たな安全保障立法、さらなる軍事化を阻止するのに無力であった。
変化をもたらす唯一の道は、米国、ひいては日本の帝国主義に実害を与えるものである。例えば、アフガニスタン戦争中に佐世保の港湾労働者たちが行ったような武器輸送を阻止する労働者階級の行動とか、ベトナム戦争中に起きたような米軍基地での日本人労働者によるストライキなどがそれにあたる。労働者階級の野党がこうした手段を追求するなどあり得ない。彼らの目標は、繰り返しになるが、帝国主義の仕組みを妨げることがない反戦運動を再構築することにある。
労働運動は、ここでも、そして世界中でも、この戦争において何の独立した役割も果たしていない。日本では、労働組合の指導者たちは自国帝国主義者たちと結びついており、その帝国主義者たちは、国際的な地位を米帝国に依存しているため、結局のところ米国と結束している。全労連は、その典型的な例である。 全労連は、米国とイスラエルによる攻撃に「強く抗議」する一方で、「現状の変更を許さない」こと、そして「憲法を守る」ことを誓っている。同志レーニンが指摘したように、ブルジョアジーは自身の利益に合えば、常に法や憲法を踏みにじるものである。この戦争において労働者階級を一勢力として動員するためには、労働者とその指導部との間にくさびを打ち込む必要がある。
この時期における真の共産主義者の任務は、戦争に対する正当な反対運動を現在の指導部の手から奪い返し、反帝国主義の極を築くために戦うことである。 この点において、新左はどのような立場をとっているのか?彼らの記事の奥の方に埋もれているが、中核派はイランには抵抗する権利があると書き、革マル派の機関紙は労働者が立ち上がりイランへの軍事攻撃を粉砕せよと叫び、革命的共産党・日本支部は侵略に対してイランを無条件に防衛すると主張している。こうした正しい立場は行動に移す必要がある。
しかし、こうしたグループは、この立場を実現するために何をしてきたのか?イランには自衛する権利があるという正しい理解から出発しながら、これらのグループのいずれも、自身の寄って立つ立場、すなわちイランを防衛するという主張に基づいて現在の抗議行動に介入していないくて、反戦運動を築き上げてはいないのだ。この点で、彼らはリベラルな「反戦」派と何ら区別がつかないのである。
革命的な介入とは、紙上に言葉を羅列したり、赤旗を振りかざして資本主義を非難したり、あるいは別個に小規模な集会を開いたりすることではない。必要なのは、共産党などにより押し出されるものとは異なる戦略を提示して、労働運動内部で政治的闘争を行うことである。抗議行動を護憲の平和主義から解き放ち、正当な反戦感情を戦う反帝国主義同盟へと導く戦略である。これこそ、国内における高市やボスたちの攻撃を撃退することにもなるのだ。
ブルジョア政党と決別せよ! 戦争遂行を不能にする階級闘争を! 帝国主義に対し一線を画したいと願うすべての左翼、活動家、労働者は、統一戦線の抗議行動に加わり、次なることを要求すべきである。米国・イスラエルの攻撃からイランを防衛せよ!

