QR Code
https://iclfi.org/pubs/icl-ja/2/iran-palestine
Defend Palestine! Defend Iran! (英語), Workers Vanguard1181 より翻訳

これは『Workers Vanguard』1181号からの翻訳である (Down With U.S. Support to Israel—Defend Palestine! Defend Iran!)。


4月15日―本声明を発行するなかで、イスラエルとイランとの間の対立は急速にエスカレートしている。4月1日、イスラエルはダマスカスのイラン大使館の一部を破壊し、イランの将官2人を殺害した。イランはイスラエルに向けて300発ものドローンとミサイルを発射して報復したが、そのほとんどが米国、フランス、ブリテンの援助で撃墜された。

現在、この事態がどこに向かうかは明らかではない。明らかなのは、この事態が、米国や他の帝国主義同盟諸国をガザでの大量虐殺に一層に深く引きずり込むため、イスラエルによって引き起こされたということである。イスラエルとイランの間で今まさに戦争が勃発すれば、パレスチナ人に対するイスラエルの民族抑圧戦争の拡大になるだろう。「緊張緩和」とか国際法の尊重とかいったリベラルの叫びは、平和主義の行き詰まりにほかならない。米国内外の労働者階級にとって急務なのは、あらゆる帝国主義の策動に反対し、イスラエルへの軍事援助を阻止することである。帝国主義に支援されたシオニストの猛攻撃からパレスチナとイランを防衛せよ!

イスラエルと帝国主義者を打ち負かすのに、ハマスとイラン・イスラム共和国に期待を寄せるのも行き詰まりである。パレスチナ人のためにアラブ諸政権に何かをさせるため、イスラエルの大虐殺を誘発するというハマスの戦略は、ガザを完全に荒廃させた。イラン政権の場合には、パレスチナへのうわべだけの支援と米国が支配する世界秩序への融和の間でバランスをとっている。革命的な労働者階級の戦略だけが、パレスチナの解放と帝国主義の最終的な敗北に導くことができる。